片付けられないのは病気？片付け下手な人でもできる片付け方

部屋がいつも散らかっていて、どうしても片付けられないという方も多いのではないでしょうか。片付けられないのは、病気が原因の可能性も。
「部屋を片付けられない自分は病気なのかもしれない」と悩んでいる方に、潜んでいる可能性のある病気を解説し、オススメの片付け方も紹介します。

まずは、片付けられない原因の一つにもなり得る病気について見ていきましょう。片付けられない人は、以下の病気に陥っている可能性があります。

うつ病はエネルギーやモチベーションの低下を引き起こし、日常の活動に対する意欲を奪います。片付けには集中力や体力が必要なため、うつ病の症状が妨げとなり、片付けられないこと多くなっています。

セルフネグレクトは身体的・精神的ケアの不足を指し、部屋の片付けができないのもその一つです。認知機能の低下や物事への関心喪失があり、片付けの能力が減退してしまうのです

統合失調症は認知機能や思考の混乱を引き起こし、集中力や組織力が欠如してしまう症状です。現実感や時間感覚の歪みが生じ、整理整頓が難しくなります。また、幻覚や妄想が存在する場合、これらの体験が片付けを妨げることもあります。

認知症は記憶や認識の障害を引き起こし、物の配置や整理の能力が低下します。混乱や迷いが生じるため、物の目的や適切な収納場所を忘れてしまい、片付けに必要な判断ができなくなってしまいます。

強迫性貯蔵症は過剰に物を保持し、物に感情的な繋がりや安全感を物に求めることで、いつまでも物が捨てられない場合があります。物への執着や決断の困難さが、片付け自体を妨げてしまうのです。

ADD/ADHDは注意力や集中力の欠如を特徴とし、物事を整理することが難しくなっています。部屋の片付けは継続的な注意と組織力を必要とするため、ADD/ADHDの人にとっては困難です。また、刺激に敏感で物事の優先順位をつけることが難しく、片付けを始めたものの他のことに気が散ってしまうこともあります。

適切な保管場所を設けることで、物の位置が明確になり、整理整頓が簡単になります。物の保管場所が定まっていれば、探し物の時間も短縮できます。片付ける際には、使いやすさや効率を考慮し、物のグループ分けやラベル付けを行うと便利です。

限られたスペースに無駄な物を溜め込むと、余計に整理が難しくなります。スペースを有効活用するためには、必要な物のみを保有しましょう。スペースにゆとりがあれば、探し物や片付けがスムーズになります。

片付けやすい適切な収納方法を選ぶことで、物の整理がしやすくなり、効率的な収納が可能です。例えば、引き出しや棚に仕切りを設けたり、透明な容器を使ったりすると、簡単に分類ができます。衣服などは重ねずに立てて収納することで、何が入っているか分かります。また、頻繁に使うものを手の届く場所に収納するのもオススメです。利便性が向上し、片付けのハードルも下がります

少しずつできる範囲で片付けを始めることで、嫌にならずに進めていけます。最初から広範囲を片付けようとすると、収拾がつかなくなって、かえって散らかってしまうということも。また「30分だけ片付ける」というように、時間を決めて片付けるのもオススメです。

ゴミや不要品を放置すると、物の山が溜まりやすくなり、片付ける意欲が失われてしまいます。早めに処分することで、片付けに必要なスペースが確保され、簡単に整理できます。ゴミの回収日をチェックし、片付けで出た不用品は1週間以内に処分しましょう。

片付けられない病気だとしても、工夫次第で部屋を綺麗に片付けられます。ご紹介した方法を参考にしながら片付けてみましょう。
一人ではどうしても片付けられない場合は、知人や業者に手伝ってもらうのもオススメです。
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